この道わが旅 夢幻工房入り口 -> 2次創作



たとえばこんな Love4U


深呼吸をひとつ……。小さな事務所のドアを開くと、そこに笑顔の彼女が待っていた。

「……いらっしゃい。将来有望な新米プロデューサーさん。ふふっ」

真っ赤になって恥ずかしがる俺を見て、一層彼女は笑顔になった。
そんな彼女の向こう……事務所の奥からは、あの日聴いた騒がしくて明るい声が響いている。

「これから、よろしくお願いします!音無先輩っ!!」


こうして、俺のプロデューサー生活が幕を開けることになったわけで……。




────時間を遡ること、少し。

とあるアイドル事務所が所属アイドルとファンとの交流イベントを開くと聴いて俺の心は躍った。
その事務所の名前は、『765プロダクション』……無名の小さなプロダクションだ。

抱えるアイドルは数人……しかもほとんどが素人同然。
本当に数えるほどしかないながらも深夜番組で所属するアイドルを見た記憶では、何もないのにコケたり、歌詞を間違えて憮然としたり……。
おおよそランクが高いアイドルには見えず苦笑したものだった。


だが、心に何か引っかかるものがあったのも事実。
自分自身、当時は大学の映像研究会でプロデューサーの真似事みたいなことをしながら漠然とした満足感を覚えていたことも関係していた。

『他人の魅力を引き出して映像を作る』

その対象がワガママだったり気難しかったり、メソメソしたり天然だったり。いろいろな人と触れ合うのもおもしろかった。
だからこそ……あのプロダクションのアイドルたちを、俺ならもっと魅力を引き出せるんじゃないのか?なんて妄想を抱いていた。

ともかく、実際に彼女たちを間近で見たいという欲求もあって、早速イベントに申し込んでみた。
ほどなくして手元に招待状が届き、そこに笑顔で映るアイドルたちを眺めながら、自然と俺は胸ときめかせていた。



「こっちが最後尾になりあーす」

イベント会場に到着した俺を出迎えたのは、やる気なさげなスタッフの声。
こういうスタッフを叱ったり統率したりするような人間はいないのか?なんて無意味な苛立ちを覚えつつ会場への列に並ぶ。
列にもなっていないこんな状況ではイベント開始と同時にファンが雪崩込んでアウトだろうと思うが仕方ない。
ため息をつきながらも一緒に来た映像研究会の面々と顔を見合わせていた。


と、そんな俺に一人の男性が近づいて来る。そして、俺の顔を見るなり突然大声を上げた。

「君っ!そこの君っ!!ほう……何といい面構えだ。ティンと来た!君のようなファンを求めていたんだ!」

高木社長?!……今俺の目の前で突然大声を上げた人は、765プロダクションのホームページに載っていた社長本人じゃないのか?
なおも相当なテンションで俺に語りかけてくる社長に、周りのファンたちも騒然とし始める。

「ま、詳しくは私の話を聴いてもらってからということで、まずはこちらに来てくれたまえ」


強引にも手を引かれた俺は、社長と共にイベント会場をズンズン進み、STAFF ONLYと書かれたロープの向こうに足を踏み入れた。

忙しそう……には見えないスタッフと焦りながらインカムを使って誰かに指示を出す女性の姿。
一目で分かる連携のマズさと雰囲気の悪さが広がっているこの場所に俺は唖然とした。

「小鳥くん、小鳥くん!この窮地を打開するための素晴らしい逸材を見つけてきたんだよ」

「しゃ、しゃちょぉ〜……もう、私……」

涙目の彼女──音無さんは、俺の顔を見ると、慌てて身なりを整えて咳払いをひとつ。

「あの、この方……は?」

「良くぞ聴いてくれた!この面構え、なんともいいじゃないか……この状況を打破するための素晴らしい逸材だと思わないかね?」


……それが、俺と音無さんとの初めての出会いだった。お互いに顔も知らない、スタッフを統括する女性と素人丸出しの俺、正直わけのわからなさも手伝って声を荒げてしまう。

「な、何を言ってるんですかいきなり!」

「そうですよ、社長!!素人のファンの方 連れてくるなんて非常識です!」

俺と音無さんからいっぺんに突っ込まれて社長は少し驚く。
が、さすがは社長。咳払いをひとつして俺のことをじっと見つめて一言。


「コホン。ところで……君は、大学生だね。何を専攻しているのかね?」

「え?あー……あの、映像芸術専攻です……」

満面の笑みでうなづく社長。心配そうな音無さんに振り返ってキッパリと告げる。

「みたまえ!彼こそこのイベントをプロデュースするにふさわしいじゃないか!」


俺は唖然として何も言えない。音無さんも驚いてはいるもののため息をつきながら社長を見ている。
その間にも社長はいそいそと名刺を用意しながら、周りのスタッフにスタッフ用腕章を用意するように指示をしていた。

「あ、あのー……」

「これが私の名刺だ。いやー、君のような人材が居てくれて助かったよ。うむ、正直私もこの状況はよくないと思っていたのでね、いやー、よかったよかった」

「む、無茶苦茶言わないでくださいよ……」

音無さんの方を見ると、諦め半分 期待半分といった表情で俺のほうを向いた。……素人にそんな表情向けないでください。
ともかく、俺は この状況から逃げ出すために考えをめぐらせ始めるしかなかった。

……そして、考えに考えた挙句 俺はとんでもないことを思いついた。そうだ、こう言えばいくら社長が乗り気でもイヤだって言われるだろう、と。
音無さんを見つめて、そして社長を見つめて、俺は口を開いた。

「……じゃぁ、うまく行ったら、こちらの女性とデートさせてください。それだったら引き受けますよ」

こんな非常識で無茶苦茶な提案なら社長は断ってくれるだろう。万が一、社長が許してもどこの馬の骨とも分からない俺とデートなんて音無さんはイヤだろうから断るだろう。
そうすれば俺はこの状況から逃げ出せる。我ながら妙案だと思って腕を組む。
正直、これぐらい言えば開放されると思っていた……が、俺は甘かったのかもしれない。

社長はにっこり笑って俺の肩を叩くと、力強くこう言った。

「気に入った!その物怖じしない度胸と態度に私は感動して言葉もない……小鳥くん!」


音無さんはため息をついて一言……俺の耳に信じられない言葉が届く。

「……社長ならそう言うと思ってましたよ…………はぁ……デート1回だけよ?もちろんうまく行ったらね」

「え、え……?え、ええええええッ!!!!」


有無を言わさずスタッフ腕章を渡された俺は、音無さんの隣でがっくりとうなだれた。

「ほらっ!男の子なら やるならやらねばっ!……えっと、私は音無小鳥、小鳥さんって呼んでもらっていいわよ?」

わけのわからない励ましと共に背中を叩かれる。その痛みに、俺はこのイベントに参加することになった気持ちを思い出していた。

もともと765プロダクションのアイドルたちをプロデュースしてみたい、なんて思ってたんだ。
もう、こうなったら……これは神様がチャンスをくれたに違いないとポジティブに受け止めよう。

「いえ、あの……音無さん、先ほどはとても失礼なことを言ってしまって申し訳ありません!断ろうと思って無茶苦茶なこと、言いました」

俺の言葉に音無さんは静かに微笑む。

「でも、やるからには全身全霊をかけてがんばりますのでよろしくお願いしますっ!」

頭を下げて手を差し出す。その手をギュッと握り締めて音無さんは言った。

「こちらこそ、よろしくお願いしますね。将来有望な新米プロデューサーさん」



──タイムリミットは、あと1時間──



「自分は、大学で映像関連を専攻しています!社長からのご指示で急遽プロデューサーとして……はい、名前は……」

開場まであと1時間もない。即、挨拶回り。社長にお願いして、スタッフ全員の名前を必死で暗記する。
言い方は悪いが腐ってもスタッフは専門家、餅は餅屋が持論の俺はファンたちのテンショアップのために奔走するつもりだ。

だからこそスタッフの協力が必要だとチーフの方々に集まってもらい頭を下げてお願いする。


「お時間のないところ申し訳ありません。高木社長にプロデュースを任された……」

名前を伝えて簡単に大学でプロデュースを学んでいることを伝えるとチーフたちも感心した顔をしてくれる。

「皆さんの力がなければこのイベントは成功しません!どうしても協力をお願いしたくて忙しい中お呼びしました。
 斉藤さん、三島さん、佐野さん、よろしくお願いします!若輩者で申し訳ありませんが、抜擢してくれた社長の期待に応えたいんです」

それぞれのチーフはしぶしぶといった表情だが、声は明るくはっきりしていた。

「いまどき珍しい熱血だな、しかも頭を下げる時と場所を知ってる……若いスタッフはコレがないからなぁ……」

そう言って頭をかきながらも協力を約束してくれた。これで舞台のほうはひと段落……今後の音無さんの指示に従ってくれるだろう。


続いてアイドルたちに挨拶。音無さんが立てたイベント計画書を読みながらリハーサルが終わった彼女たちの目の前に俺は立った。

「みんなー、社長が認めたすごい人を連れてきたわよ?」


「……はぁ…………音無さん……本当にやるんですか?」

「社長も本当に思いつきで何でもやるんだから……アンタなんなのよ、いったい!」

憮然とした顔の少女2人が音無さんを睨むようにしている。彼女たちは……さっき見せてもらった資料を思い出す。


「如月さんと水瀬さんですね。素人の自分では心配なのは分かっています。ですが、大学では映像プロデュース関連を専攻しています」

……さっきのやり取りから見るに如月さんと水瀬さんは扱いが難しそうな気がする。
しかし、資料を見るにつけて「歌のため」もしくは「ファンのため」というキーワードでうまく立ち回れるかもしれない。


「如月さん、水瀬さん……このイベントはファンのため、そしてトップ歌手になるステップとして重要なイベントだと思います」

俺の『歌手』というキーワードに如月さんが反応する。

「トップ歌手のために重要なステップ……そうね、慢心せず足元を固めることも今の私には必要かもしれないわね……」

「ふんっ!ファンのためなんだからね!!アンタみたいな素人のお願いを聞くんじゃないんだからね!!」


「ありがとうございます!イベント成功のために、ご協力をお願いします!」

深々と頭を下げると、さすがに如月さんも水瀬さんも驚きながらうなづくしかなかった。


これで二人は大丈夫だと思う。次は……。

「ふぅん……まぁ…………大学でプロデュースの真似事をやってるならズブの素人よりはいいわね」

メガネをかけた女性、秋月さんが値踏みするように俺を見つめる。
俺の経歴を伝えれば信用してもらえそうなのは年長者の秋月さんと三浦さん。
特に秋月さんはプロデューサーに一番近い感性を持っているだろうし相談に乗ってもらいたい。ここは正攻法で行ってみよう。

「秋月さんの経歴は拝見しました。秋月さん、自分は素人です。……精一杯がんばりますので、至らない点があればビシバシ指摘してください」

「当たり前でしょ!素人なのは十分承知!……ビシバシ行くわよ?その代わり全力でついてきなさい!」

腕組みをしながらも俺を見据えてビシッと言い切る秋月さん。

「はい!」

返事をして三浦さんにも頭を下げる。

「……三浦さんも経歴を拝見しました。自分はまだ大学生の身なので、ご指導お願いします」

「あらぁ〜……律子さんがビシバシ鍛えてくださるんですから大丈夫ですよ、うふふ。がんばってくださいね」

ニコニコした三浦さんに癒されながら次のアイドルのことを思い巡らせる。
向こうの衣装の影に隠れている萩原さんは他のメンバーにお願いするしかないだろう。
……たぶん三浦さんかな……俺では信頼関係も何もない状態で少々扱いに困って魅力を引き出せないのが関の山だ。

「早速で申し訳ないのですが実はお願いがあるんです。出会ったばかりの自分ではたぶん萩原さんの信頼を勝ち得る時間がありません。
 ……悔しいですがこれは事実だと思います……ですから、ステージで萩原さんをサポートしてもらえませんか?」

「あらぁ〜、いいですよ……雪歩ちゃん、こっちいらっしゃい。ご挨拶しましょう」

「あ、あの、あのあの、私……は、恥ずかしいくて……そ、その……よ、よろしくお願いしますぅ…………」

手を差し出す代わりに笑ってお願いしますと頭を下げる。たぶんこれで十分だろう。


菊地さんは言い方は悪いが女性として扱うことを忘れなければ大丈夫だろう。男っぽい女の子は、女の子として扱われると素直になることが多いし。

「あの、菊地さん……自分は男性で、女性の気持ちとかあまり理解できない部分があるかもしれません……菊地さんから見ておかしなところがあったら言ってください」

「へへっ、大学生の人に菊地さん、なんて照れるなぁ……女の子の気持ちって難しく考えなくていいと思いますよ。こっちこそバリバリ気合入れていきますよ!!」


あっちにいる星井さんは……如月さんのほうをチラチラ見ていると言うことは気になるのかもしれない。ここは如月さんに任せるか。

「星井さん、よろしくお願いします。ステージでは如月さん、水瀬さんと一緒にリードボーカルとして前に出てもらえますか?」

「ふぅん……千早さんと、でこちゃんがやるとーりにやればいいんだね。美希、わかったよ」

やる気があるのかないのか分からないけど、ともかくやってくれそうな雰囲気だけは伝わってきた……気がする。
そして次のアイドルに向き直り……姉妹?!

「双海さん……って、姉妹なんですね」

「んふっふ〜、兄ちゃん大学生なんだって?それに双海さん、だってー!亜美は亜美でいいよー」

「亜美とー、真美は小学生なんだよねー。真美も真美でいいよー」

双海さんが姉妹とは……これは想定していなかった……これって俺が知っても大丈夫な情報なのか?
とりあえず年上ってことでなつかれているようだが、完全にいたずらっ子の顔をしてニコニコ笑っている二人。
……ここは一緒になっておくのも手かもしれない。

「じゃ……亜美、真美……ステージでは元気一杯がんばっていこー!」

二人の前に両手をスッと差し出すと、顔を見合わせて元気にパチーンと叩かれる。案外力が強いな、手のひらが真っ赤だ。
しかし、きゃいきゃい少々うるさくてもこの二人の機嫌を損ねるような行動は厳禁だと思い直す。


最後の高槻さんと天海さんは……とても素直そうだ。……素直そうっていうのがこんなにうれしいとは、正直今の今まで思わなかった。

「高槻さん、天海さん、ステージのプロデュースを任されたからには全力を出します。よろしくお願いします」

「うっう〜!いいですよー……えへへー高槻さん、なーんてくすぐったいですー」

「はーい、うわとぉぅ!こけそうになっちゃった!えへへ、こちらこそよろしくお願いしますね!」


……そうだ、この二人にお願いするのが一番いいな。そう思うと、早速もうひとつの計画を実行に移す。

「では、早速で申し訳ありません。天海さんと高槻さん、少しファンのみんなの前に顔を出してもらえますか?……それで、この原稿のとおりにしゃべってください」

衣装に着替えた二人をファンのみんなの前に連れ出す。もちろんスタッフのガードつきではあるが。
笑いながら大きく手を振り二人は大きな声でファンに向かって呼びかける。

「みなさーん!イベントに参加してくださってありがとうございまーすっ!私、天海春香って言いますーっ!」

「うっう〜!高槻やよいでーすっ!もう少しだけ待ってくださいねー、絶対絶対すっごいイベントにしましょうねーっ!」


禁じ手かもしれないが、ファンの前にアイドルの生の声でアピールすることで飛躍的にテンションが上がるはずだ。
事実、目の前のファンは突然のアイドルの登場に目を白黒させながらケータイを構えて写メを撮影している。

「でー、もうすぐ入場なんですけど危ないから2列に並んでくださーい……お願いしまーす」

天海さんと高槻さんの二人が声を合わせてファンの整理を行なう。さすがにイベントに来るようなファンだ、アイドルの言葉には行儀よく従ってくれる。
二人にはなるべくニコニコと手を振りながら列の整理しているスタッフを手伝ってもらうようにお願いしておいた。
さすがは天然元気印の二人組……とてもうまく行ってるみたいだ。


俺はその間に一緒に来ていた大学の映像研究会のメンバーのところに足を運んで事情を説明した。
先輩からは「がんばってこい」と言われ、後輩からはうらやましがられ……正直プレッシャーにもなったが、イベントではファンの中で盛り上げに一役買ってくれると約束してくれた。

後は、派手なパフォーマンスで知られる人間が何人か来ているようなので、彼らをそれとなくイベントの最前列にネジ込めるようにした。
これでアイドルたちのテンションも上がるし釣られるファンも出るだろう。……いや、出てもらわないと困る。

そうこうするうちに、ちょうど開演ギリギリのタイミングでサイリュームを買いに行ってたスタッフが戻ってきた。
それをお客さん全員に配る用意を突貫で整えて、あとは運を天に任すのみ。素人ができる、素人でしかできない……自分で思いつく限りのことは全部やったつもりだ。

そして……タイムアップと同時に、先ほどから静かに列に並んでいたファンのみんなのテンションも上がってきてるのが伝わってきた。


「これより開場します……スタッフから皆さんにサイリュームのプレゼントがありますので走らずゆっくりどうぞ」



──正直、イベント中のことは真っ白で覚えていない。

少々の混乱があったものの無事に開場して……アイドルたちの目の前には派手なパフォーマーたち。その派手さにアイドルたちが笑い、ファンのみんなも釣られて笑う。
イベントの最中には何度も映像研究会のメンバーが手拍子やサイリュームのリードをしてくれて、ファンのみんなも知らずのうちに一体感のウェーブの中に放り込まれていく。
はっきり言ってその前の1時間が濃すぎて、イベント中は無我夢中でファンのテンションを下げないように走り回った記憶しかなかった。

しかし、イベントに招待された人たちは本当に盛り上がり、初めてのプロデュースは無事に終了したことだけははっきり覚えている。


「やはり、私の見込んだ通りの青年だっただろう、小鳥くん!」

「はぁ…………こんなにうまく行くなんて思いませんでした……」

ファンのみんなも岐路に着き、スタッフの撤収作業の最中。
アイドルたちに囲まれて握手を求められる俺を見守りながら、社長と音無さんが語り合う。


それからしばらく……高木社長と偶然の再会を果たしたことで、あの出来事が運命だったことを理解した。
正直、夢のようなうまく行きすぎな話に何度も頬をつねっては痛い思いをした。

「我が765プロダクションは今、アイドル候補生たちをトップアイドルに導くプロデューサーを募集中なのだよ」



──そして、俺は──



「あ、音無さん……あの日のこと、覚えてます?」

「忘れるわけないでしょ、ふふ。あ、そういえば……後でちゃんとデートしてあげてもいいわよ?でも、その前に……」


廊下を歩く俺たちの向こうには騒がしい会議室。あのときと同じ、違うのは俺の立場だけ。

「みんなー、今日は新しいプロデューサーさんを紹介するって言ってたわよね」

音無さんの声に振り返るみんな。そして、驚きの声が上がるのに そう時間は掛からなかった。
そんな驚きと喜びに満ちたアイドルたちの笑顔を見て気持ちを引き締める俺だった。


TO BE CONTINUED ... THE IDOLM@STER !!






この道わが旅 夢幻工房入り口 -> 2次創作