この道わが旅 夢幻工房入り口 -> 2次創作



「re-made」



いつものようにいつもの仲間とミルラの雫を集める旅の途中。
不気味な廃墟となったレベナ・テ・ラを通りかかったキャラバンは不思議なユークと出会った。


「こんにちわ、こんな瘴気の中どうされたんですか?」

「やあ。つかぬ事をお聞きするが……ここはどこかね?息苦しく休んでいたのだが……」


瘴気の中、一人たたずむユーク族の言葉を前に、キャラバンのみんなは少し驚いた。
不思議な黒い三角帽子と黒い服を身に着けたいかにも学者のようなユークはこちらを見て心底疲れたように呟いた。


「アナタ、瘴気を知らないのです?」

「瘴気とは……ふむ、世界は広い。レラ・シエルの先に広がる世界とは真に興味深いが……こう苦しくては……」


レラ・シエル?ユークの出身地といえばシェラの里のはずだが。
アルディバランとイーリアスの二人も首をかしげて同族の男を見ている。

ともかく、このままほおっておけば命にもかかわる。近くの街と言えばファムがあった と皆で話し合う。


「おっさん、まぁこっちに来いって。別にとって喰いはしねぇよ」

にやけながらしゃべるダ・ロランの言葉にゆっくりと腰を上げるユークの男。


「ふむ、息苦しくない……。ほう、これはクリスタルか。ふむ、レラ・シエルのものとは比べ物にならないほど小さいが、このような効果があるとは……」

「……さっきから出てくるレラ・シエルって?」

「ふむ、やはり廃墟となって久しいあの場所は知らぬも道理。いやいや、忘れてくれたまえ」


珍しそうにクリスタルケージを見るユークの男に少々あきれつつもパパオパマスを歩かせるキャラバン一行。
その間も客人のユークの男はアルディバランやイーリアスといろいろな話をしているようだった。


「ふむ、いやいや勉強になった。お礼といっては何だがこれを差し上げよう」

「異世界の服らしいのだが、私には無用の長物である。……ふむ、アルハナーレム様の口癖が出てしまったな」

無事にファムについた一行に何枚かのレシピを手渡すと村の奥のほうに消えていくユークの男。
その姿に、なんだか夢を見ているような気分で見送る一行。


「あの男、少々不思議なものを感じた……ガーディのようにつかみ所がない」

「アルディバランもそう感じたか。私もだ」

キャラバンの中でも知性派の二人がそろって首をかしげる……と、二人はこちらに向き直りレシピを差し出した。

「それはそうと、我らにもレシピは無用の長物。だが、構成要素は非常に興味深い……」


レシピにさっと目を通すと、確かに見たことも聞いたこともない素材が必要なようだ。

「……これ、なんのレシピだろうね……?」

「面白そうじゃない?ちょっと作ってみようよ!……えーっと必要なのは、シルクと天使の白い粉と悪魔の黒い粉?」

「お前らその前にミルラのしずく集めようぜ!」


ダ・ロランの声も、面白そうにレシピをにらめっこするル・ジェとアンナには届かないみたいだった。



そんなことがあって……無事に水掛祭りも終わって……。キャラバンの帰還を祝いつつ大騒ぎする村人を眺めながらル・ジェとキアランは丘の上にいた。
手には、あの不思議なレシピ。服のような、でもぜんぜん機能的じゃない形で見当もつかない。

「まさに異世界の服……ね、ね、キアラン。しばらくお休みだしスティルツキンにこれ見せてみない?」

「うん、世界中を旅してるスティルツキンなら知ってるよ!」

無邪気に笑うキアランがものすごくかわいくて、その後思わず押し倒してしまったル・ジェだった。



「こいつは懐かしいものを見たな。相当昔のレシピだぞ?……どうやって見つけたんだ?」

レシピをスティルツキンに見せるなり声を上げる。そんな珍しいレシピだったのか……。
スティルツキンの話を総合すると、このレシピを見たのは今よりずっと昔。彼いわく数千年前だというがウソだろう。

その話によると、このレシピの服を作るにはやっぱり書かれたとおりの素材が必要らしい。
でも今でも代用できるものがあるそうだ。ホワイトシルクとエンジェルダストを砕いて粉にしたもの。
だけど、どうしても悪魔の黒い粉だけは代用品がないらしい。

「さすがに知ってる素材では難しいかもなぁ……あ、アルテミシオンに聞いてみな、あいつなら知ってるはずだ」


そんなやり取りをする2人と1匹を見下ろす影が3つ。

「……失われたレシピとは、なかなか……お宝じゃねぇか!」


叫び声とともに太陽を背にジャンプして降り立つバル・ダット!
……下半身は地面に埋まってしまっているけど。

「ボス〜!」

坂道を走って降りてきたメ・ガジとアルテミシオンが、悲惨なボスを引っこ抜こうと必死になる。

「ちょうどよかった。ね、ね、アルテミシオン。悪魔の黒い粉って持ってない?」

「い、今それどころじゃないクポ!ボ、ボス〜!」


……コントのようなやり取りを眺めながらキアランとル・ジェはため息をつく。
バル・ダットが助け出されるのを待ってから、改めて声をかける。

「で、アルテミシオン、悪魔の黒い粉って持ってない?しましまリンゴ4つと交換でどう?」

「?! 乗った!」

「す、すぐに出すクポ!」


あまりにもあっさりと交渉成立。

アルテミシオンから貰った不思議な黒い粉と、ホワイトシルクとエンジェルダストを砕いて粉にしたもの。
これで、レシピに書かれてあった材料はそろったことになる。


「ほう、これがそうか……不思議な話だ」

「失われたレシピの復活か、興味深い話だ」

アルディバランとイーリアスの2人が珍しそうに素材を眺めながらル・ジェに話しかける。
にっこり笑うル・ジェがアルテミシオンとスティルツキンに聞いた話をしながら仕立て屋さんに手渡して数日。

そこには白と黒の可愛らしい服ができあがっていた。


「こんな服になったんだ……かわいいね」

「か、かわいいです……」

「ん、いいでしょー?あとで貸してあげるからね」

くるくると回るたびに、ル・ジェの着ているふりふりした服が魅力的に見える。
白と黒のコントラストがとても素敵なこの服は、なんとも素敵な見た目をしていた。


「えーっと、レシピに小さく書かれていたけどメイド服とか言うらしいわね」

仕立て屋さんが声をかける。きゃーきゃーと騒ぐ3人には聞こえているのだろうか?
そんなお披露目も終わって深夜。キアランが眠る離れの部屋にル・ジェが現れた。


「……きーあらんっ」

「ん……ル・ジェ?」

寝ぼけ眼のキアランの足元には、昼間のメイド服を着たル・ジェ。
驚くのもつかの間、すぐにキアランはル・ジェに押さえつけられてしまった。


「うふふ、こういうのもたまにはいいかも……ね、キアランさま?」

「うぅ、ル・ジェ……そんな言い方…………」

大きくなった股間を撫でられながらキアランが呻く。
すっかり上半身は裸にされ、乳首を吸われる感覚に荒い息を吐きながら、ル・ジェの頭を撫でる。

その優しい手に微笑みながらキスの雨を降らせるル・ジェ。
だんだん上に迫ってくる唇が、とうとうキアランの唇と重なり、卑猥な水音が響く。

──ちゅっ……んっ、ちゅぅ…………ちゅっ、ちゅっ……んぅ、んーっ?!

いつもとは違うキアランの積極的な攻めに驚くル・ジェ。


「キアラン……今、舌吸った?」

「う、うん……イヤだった?」

あまりの嬉しさに、ありったけの力を込めて頭を抱きしめるル・ジェ。そのまま唇を重ねて唾液を交換する。

「んぅ!んーっ、んんんんんっ!!ぷはっ!ル・ジェ、は、激しすぎるよ……」

「だって……キアラン……キアランさまがぁ……」

すっかり瞳がトロンとして熱っぽく見つめるル・ジェ。
遊び人の心が宿っているとはよく言ったものだ……いたずらっぽい想像がどんどん沸いてくる。

「キアランさまぁ……わたし、キアランさまに、ご奉仕いたします……」

「え?!ル、ル・ジェ?ど、どうしたの?」


股間の手を、ゆっくりとズボンの中に入れながらル・ジェは呟く。

「えへへ、言ってみたかったの……ダメ?」


そう言いながらも片手はキアランのものを上下に擦り始める。
その間も、キアランの唇に、耳たぶに、胸に、へそに、キスの雨を降らせるル・ジェ。

攻められるキアランは息を荒げながらル・ジェの言葉に答える。

「い、いいよ……ボクもなんだか……今日はル・ジェにされたい気分……」


その言葉が合図になったようにキスの雨がキアランの股間に降り注ぎ始めた。

──んぅ……ぁぅ……ちゅぅ、ちゅっ……じゅぷっ、ちゅぅっ、ぁ、ぁぅ…………

「ぁぁぁぁっ?!ぁ、は、激しいよぅっ!!」


壁を背にしたキアランの広げた両足の間にメイド服姿のル・ジェが顔をうずめる光景。
天井を見つめて、キアランはル・ジェの頭に手を置く。

──ちゅっ、じゅぷっじゅぷっ、ちゅぅ、んっ、んふぅ…………

喉の奥まで飲み込んだかと思うと、唇に力を入れたまま抜き出されるキアランのモノ。
舌が先っぽをぺろぺろと舐めるたびにキアランの声が漏れる。

根元を指で作ったわっかで刺激されながら、先っぽは舌が刺激されるような行為が続いたかと思うと、暖かいぬめった口内から出されて外気に触れる。

キアランの血液が流れ込むたびに、ル・ジェの目の前でビクビクと揺れるキアランのモノ。
その様子にとろけた瞳でキスをしては、真横から咥えて裏スジも刺激するル・ジェ。


──じゅっ……じゅぷっ、んっ、ちゅっ……ちゅぅ、ん、んふっ……んぁ、ぁぁ

「ル、ル・ジェぇ…………」

「キアランさま……うふふ、クセになっちゃいそう……んっ、んん……」


真っ赤になったキアランのモノの先っぽに舌を這わせながら、ル・ジェは熱っぽく呟く。
その言葉と、手の動きに我慢できなくなるキアラン。

「あぁぅぅ……出ちゃう……ル・ジェぇ……」

「出してっ!私の顔に、いっぱい、いっぱい…………あっ!!」


──ドクッ!ビュルッ!ドプッ、どくっ…………

ル・ジェの舌や鼻先、前髪にキアランの白濁とした粘っこい液体が吐き出される。
目を閉じて、その熱い塊を浴びながらも手はキアランのモノを上下させるのを止めない。


「……ん、んぅ…………はぁ…………」

──ごくっ

「キアラン、さまの、飲んで……いつもより、あつぅい…………」

ほっぺたにも、鼻先にも、顔中に射精された白濁液を指を使って唇に運ぶル・ジェ。
その様子に荒い息を上げながらも、つばを飲み込むキアラン。

「おいしいよぅ……キアラン、さま……おいしいの……」

熱病にうなされるように唇に運んでは「おいしい」と呟くル・ジェ。
すっかり顔に吐き出された白濁液をお掃除すると、ピクピクと揺れるキアランのモノを見つめる。


何も言わずに唇を開くと、粘液で糸を引く口内に導く。

「……お掃除するね…………キアランさまの」

口内に導かれたとたんに先っぽを舐められては吸われる。
出したばっかりの敏感なモノが荒っぽく舐められてキアランは悲鳴を上げた。

「ル・ジェ!やめて!出したばっかりで、刺激が、あぁっ!!」

「んっ……うふふ、お掃除♪お掃除♪」

「ひゃぅっ!あ、ぁぁぁ、き、気持ちよすぎて、やぁっ!し、刺激強すぎっ!やぁぁ!」


──ちゅっ……ちゅっ、ちゅっ、じゅる、ちゅぅ…………んっ、ちゅぅ

尿道に残った粘液を吸われてながら、舌先で先っぽに残ったものを舐め取られる。
思わず引けてしまう腰をがっちりとつかまれて、キアランは狂うような刺激の中でもだえる。


「きれいに、なった……なりましたよ。キアラン、さま?」

顔を上げて、頬を染めながらうっとりした表情のル・ジェが見つめる。
舌をペロッと出して、唇についた白濁液を舐め取りながら。

「わたしにも……ご褒美……ください……」

そんなことを言いながらもキアランのモノを手放さずに上下させる姿は、あまりにも妖艶すぎてキアランの股間はビクビクと揺れる。


両足を開いて荒い息をつくキアランがゆっくり首を振ると、広がったメイド服のスソをちょこんとつまみながらル・ジェが腰を下ろす。
座っているキアランの上に腰掛けるような体勢。ちょうどキアランの顔がル・ジェの大きな乳房で圧迫される。

「はぅぅぅぅぅぅっ!!キ、キアラン、さ、まぁ……」

耳元に熱い吐息とともにル・ジェの呟きが漏れ、キアランの耳に溶ける。
しっかりと腰と背中を支えてキアランの腰が突き出されるたびに、ル・ジェの声が奏でられる。

「ひゃんっ……わっ、んゃんっ、やんっ、座ってるのに、やんっ、下からズンッ、って、ひゃぅ!」


いつもと違うフリフルな服を着たまま、という姿にキアランもル・ジェも興奮が増していく。
すでにトロトロになった膣内をキアランのモノが往復するたびに声が漏れる。

メイド服の胸元はガードが固くてまったく胸を触ることができず、キアランは腰の動きに集中するしかない。
そのせいでル・ジェとつながっている部分はいつもよりも激しい攻撃に晒される。

「やっ、やっ、やんっ、あっ、そんなっ!やぁんっ!激しすぎっ!」


自らも腰を振りながら卑猥な音を響かせて、快感をむさぼるル・ジェ。
すでに一度達しているキアランは問答無用で攻め立てる。

決して動きやすいとは言いがたいこの体勢でも、腰を持ち上げてはル・ジェの膣内を攻めつつ耳元でささやく。

「ル・ジェ、もう一度言ってよ……キアランさまって、さ」

「えっ、あっ、ぁっぅ、ぅん……キ、アランさ、ぁっ……ひゃぅ」

ル・ジェがそう呟くたびに腰を持ち上げて中に打ち込まれるキアランのモノ。
中断される言葉の前にキアランが意地悪そうにささやく。

「ちゃんと言ってよ、ル・ジェ……」

「ぁんっ、やぁ……だって、キ、キアラんっ、ひゃっぅん」

「ほらぁっ!ぁぅっ……はぁっ……」

いつもとまったく違う、意地悪なキアランの言葉を耳にしながら口を半開きにしてル・ジェが呻く。
だが、その呻きはキアランの腰の動きと同時に嬌声となって漏れてしまう。

『キアランさま』……そんな言葉すら口にできないほど、攻められるル・ジェ。


「ひゃぅっ、キア、キアラっんぅ……はぁ、ぁぁぅ、ぁんっ……はぁっ、んっ、やっ!」

すでに体勢はだらしなく両足を広げたル・ジェに覆いかぶさりながらキアランが腰を打ち込んでいる。
そのたびに漏れる淫靡な音と声。唇を重ねながらもキアランの腰の動きは止まらない。

「んっ、ぷはっ…………キ、キアらっ、キアランっ!」

「ル・ジェ、言って。言ってよ。キアランさまのを膣内に出して、って!」

キアランのお願いにうんうんと首を振りながら必死に声を出そうとするル・ジェ。
そのたびに打ち付けられるキアランのモノは熱くて硬くて、もうどうしようもなく高ぶっているのがよくわかる。

「きぁ、キアラン、さ、まっ……の、を、な、なかに……あぁんっ、ひゃぅ!」

「ル・ジェ……ル・ジェ……大好き、好きっ!」

「っはぁ……キアランさまのをっ!なかに、出してぇっ!!はぁぁぁぁっ!」

その言葉と同時にキアランの腰の動きがいっそう激しく、そして力強くなる。
唇を重ねて荒い息を吐きながら、二人の熱い部分がとろけそうになっていくのを感じる。

「ぁぁ、もうっ!ル・ジェっ!!」

「わたっ、私もっ!キアランっ!キアランさまっ!ん、やゃぁぁぁぁぁっ!!」


──ドクッ!びゅくっ!どぷっ、どくっ!どぶっ、どくっ……ぴゅっ…………

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」


膣内に吐き出された白濁液を感じながら放心状態で、倒れこんだキアランの肩越しに天井を見上げるル・ジェ。
いつもの数倍、気持ちよくイって痺れるような感覚の中。ハァハァと言うキアランの頭を撫でる。


「ク、クセになっちゃいそう…………」

そう呟いていると、すべてを放出して疲れ果てたキアランの声が耳に届く。


「っ、はぁ…………ごめん……ボク、生意気なこと……」

「いいの、キアランさま♪……ふふふ」

『キアランさま』と言った瞬間に、ル・ジェの膣内でビクンと動くキアランのモノ。
その様子にクスッと笑いながらも抱きしめたままル・ジェは続ける。

「キアランさま……私に、もっと……ミルクを、飲ませて、注いで、かけてくださいね……」

ビクビクと膣内で動くキアランのモノ。あまりに正直すぎる その動きに嬉しくなりながらル・ジェは言葉攻めを止めない。
そのたびにキアランのモノが力を取り戻してしまうのを感じながら、抱き合って熱いキスを交わす二人だった。


この後、アンナやポリィにメイド服が貸し出されるのは、また別のお話。








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