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チョコっと大人に






放課後。

バレンタインデーということもあって、みんな大量のチョコレートを抱えている。
特に、カケルは料理上手のマナ特製ということもあって、大勢の男子たちから「少し頂戴!」と詰め寄られている。

ニコニコしながら分けていくカケル。本当はカケルに食べて欲しいはずなのに、マナは隣でニコニコと立っている。
……なんだか顔が赤いけど、大丈夫かな?

なんてコトを考えながら、目の前の赤い箱に目を戻す。
うさぎから貰ったチョコレート…

「ありがとな、うさぎ」

ニコニコと笑いながら口に放り込もうとして…「大丈夫だろうな?」とからかう。
うさぎの返事を待たずにパクッと食べると……

「にっ!苦ッ!」

「?!……う、うそぉ〜……」



お世辞にもおいしくなくて、ひどく苦くて。

コウがうさぎを家に送る間中、口喧嘩になってしまった。
うさぎの家についても、全然終わる気配のない口喧嘩。

……結局うさぎの部屋で二人で気が済むまで言い合う形になってしまった。

「いーっだっ!マナちゃんみたいに上手にできなくてわるかったわねっ!」

「べ、別にそんな……ただ苦かったから…ごめん…」

結局……平謝りに謝ることでしか解決しそうにない。

そう思って、言い訳しながらも謝るコウ。
だけど、頬を膨らませてぷいっとそっぽを向いてしまう うさぎ。

ふと、そのしぐさに違和感を感じるコウ。

──なんだろう?

よーくいつものうさぎを思い出してみる。
黒いニット帽に耳のそばからぴょこんと伸びる髪、ストライプの服と…ズボンスカート……

「あれ?」

改めて見ると、いつものウサギと違う場所がひとつ…首にチョーカーが巻かれてある。
金色に光るウサギがぶら下がったチョーカー。

「な、なによ!じっと見て。……ベーっだ。マナちゃんが作ったチョコのほうがおいしかったでしょーね!」

舌を出してこちらにあかんべーする うさぎ。
そんなうさぎのしぐさをかわいいと思いながらも、思わず首筋に手を伸ばしてしまう。

「うさぎ……コレ……」

──かわいいけど、なんで?

首筋の桃色チョーカーと金色のウサギのワンポイント。
今日に限ってこんなものをつけてるなんてどうしたんだろう?

純粋に興味が沸いて、そっと撫でてみる。
その手を払いのけようともせず、ふるふると震えながら目を閉じるうさぎ。


すべすべとした皮の手触りが心地いい。
……と、撫でる手をうさぎの手がそっと包み込んできた。
潤んだ瞳と真っ赤な頬。名前どおりうさぎのような視線を向けられて、ドキッとする。

「……あの…その……今日のプレゼントは……チョコと……あたし…だったんだよ……」

今まで聴いたこともないくらいか細い声で呟くうさぎ。

涙目でこっちを見つめるとチョーカーにかけられたコウの指をそっと唇に持ってくる。
そして、熱い吐息とともにぺろっと舐める。

「う、うさぎっ?!」

突然の行為にびっくりするが好きなようにさせる。
その間、うさぎの告白は続く。

「……チョコもあたしも上げたかったのに……苦いってけんかして。けんかの原因…あたしのチョコなのに、謝ってもらって……」

うさぎの両手に包まれたコウの左手。
チョーカーを触っていた人差し指だけが、うさぎの両手から飛び出て 先っぽが唾液で光っている。

「ごめん……」

結局、オレも悪いんだよな。
一生懸命作ってくれたのに、苦いなんて言って。

──ごめん、本当にごめん

そう思って、うさぎの瞳を見つめる。
うるうると涙を溜めているように揺れる瞳に吸い込まれるように、唇を重ねた。

──んっ……ちゅっ…………んぅ……

すっかり熱くなった唇を吸うと、舌を入れて唾液を交換する。
うさぎのニット帽の後ろに手を回して、もっと深い結合を求めると、うさぎも首筋に手を回して力をこめてくる。

「ふわぁ……ずるいよぅ…………あたしのほうこそ……ごめん」

唇が離れると、えへへと笑ってそう言う うさぎ。
反対に今度はこっちが赤くなってしまう。

ニット帽を脱がすと、ぺたんとしたうさぎの髪の毛が出てくる。
帽子をかぶっていたからぺったんこだ…と、言うと怒られそうなのでやめて……ゆっくりと撫でる。

うっとりとして目を閉じるうさぎ。髪を撫でられると気持ちいいって言ってたよな。
やさしく撫で続けると、だんだんこちらに倒れ掛かるように体重を預けてくる。

そっと背中を抱くと、うさぎのベッドに腰掛ける。
胸に頬を寄せて、ネコのようにすりすりと動かす うさぎを見ながら……自分の下半身に血が集まるのを感じる。

「えへへ、髪撫でてもらうの……好きだよ」

こちらを見上げて嬉しそうに呟くうさぎ。
胸に置かれていた手が、ゆっくりと下の方に降りていくのを見ながら、髪を撫で続ける。
半ズボンの上からわかるぐらい大きく膨れたモノを撫でてくれるのを待つ。

「ね、ね、今、ホワイトデーのお返し……頂戴」

突然、明るくそんなコトを言ったかと思うと、チャックを下ろして手を入れてくる。
狭いズボンの中から開放されたコウのモノが、勢いよくうさぎの目の前に飛び出す。

──わぁぁぁ……ぴくぴくしてる……

ちょっと驚いたように、でもすぐに手を添えて触り始めるうさぎ。
ゆっくりと上下に擦りながら、でっぱりをやさしく刺激する。

人差し指と親指を強く締め付けて作られた輪の中から、搾り出されるかのようにむにゅむにゅと這い出すイチモツ
射精欲が上がってくるのがわかる。情けないけど、うさぎに触られていると思ったら…もう……

「う、うさぎ、ちょ、ちょっとタンマ……」

慌ててうさぎを止めると、ガチャボックスに向かう。
不思議そうに見つめるうさぎの髪を撫でると、取り出したデスアイに小声で指令を出す。

「デスアイ、うさぎの服の中を歩き回れ!」

パチクリと目をまばたきすると、胸元からこそこそと服の中に入っていってしまうデスアイ。
──ひっ!と言ってモゾモゾ身体を動かすが、そのたびにデスアイは服の奥のほうに入っていってしまう。

「ちょ、ちょっとぉ〜……ひぃんっ……ひ、ひどいよぉ……んっ、ぅ!……んふぅ……」

涙目で訴えかけるうさぎの唇を塞ぐと、また髪を撫でる。
落ち着いてきたところで、コウは そっと頭を押さえて自分の下腹部に導く。

「もぅ……そんなにもう一度舐めて欲しいの?」

真っ赤な顔でこちらを睨むうさぎ。でも、唇を開いて また熱い口内に導いてくれる。
ちゅっという水音とともに唾液を吸われると、ビクッと肩が震える。

「デスアイ……歩き回れっ」

コウは快感に耐えながら、デスアイに命令する。うさぎの服の中から「デッ」と小さく聞こえる。
とたんに口からイチモツを吐き出して悶えるうさぎ。

「っ!はっ……やぁ…そ、そんな……はぅぅ…………気持ち悪いよぅ……」

だが、腰をくねらせて身悶えする姿は いやらしく、ますます血液が流入してピクピクと自己主張するイチモツ。
うさぎの肩にそっと手を置くと、ハァハァと荒い息のうさぎが恨めしそうにこちらを見つめる。

「ねぇ、とってよぅ。気持ち悪いよ……ひゃぁっ!そんなところモゾモゾしないでよぅ」

──ごめんよ、うさぎ

チラッと心の中で謝りながらもデスアイに次の命令を与える。

「デスアイ、下の方……そうだ、そこ。そこを重点的に歩き回れ!」

胸の辺りにあった丸いものがだんだんおへそへと移動して…ズボンの中にモゾモゾと入っていく。
女の子にはないはずのモノがあるかのようにスカートとズボンが盛り上がる。
そして、その盛り上がった布地の中で、デスアイはカサカサと動き回っている。

「やぁんっ、ちょっと!も、もぅ〜、や、やめてよぅ……ふわっ……」

股間を押さえてへたり込むうさぎ。
そんなうさぎを抱きしめると、コウは耳元でささやく。

「オレがイったら、戻すよ」

いっそう真っ赤になってこちらを見つめる うさぎ。
悪戯っぽい微笑を見て、本気だと感じたのだろう。ハァーと大きくため息をついて…

「もー、なんでこんなエッチなのぉ……うそぉ……んっ!…………んむっ…」

あきれたように情けない顔をするうさぎの唇をもう一度塞ぐと、ベッドに座りなおす。
恥ずかしそうにモジモジとしながらも、やっぱりひざまずく。
さっきと同じようにしながらも、でも強めに握ると、悪戯っぽく微笑み 力いっぱい擦り上げる。

──うぅわっ、ちょっ、そんな強っ…すぎるっ!

一気にこみ上げる射精感に腰の奥底が熱くなる。
だが、一気に出してしまうにはもったいなさ過ぎる。

「デ、デスアイ、もっと歩き回れっ」

モゾモゾと股間にとどまっていたデスアイからかすかに「デッ」と聞こえて。

「ふわっ!……やぁ…………そ、そんなトコ、這い回らないでぇ…」

秘所を這い回られて、手の勢いが止まる。
だけど、もう一度クッと握ると、また上下に擦り始める。

でっぱった部分に指が当たって刺激が強まる。
ドクドクと透明な液体に混じって、白い粘液も混じる…だけど、まだ……

容赦なく擦られて液体はにちゃにちゃと音を立てる。
泡だって色濃くなる粘液でテカテカと光るイチモツ……

「う、うさぎっ……オレ、もうっ……」

「やぁっ、出してっ!出して、いっぱい出して。いっぱい気持ちよくなって……」

両手を使って擦りあげられると、自然と腰が浮いて……


──でっ、でるっ……!


一瞬硬くなったイチモツの様子から発射されることを感じ取ったうさぎの手が覆いかぶさる。
うさぎの両手の中に大量に吐き出される粘液。

「はっぁ……ぁっ!はぁっ…………うぅっ、ぅぁっ!」

息も絶え絶えにビクビクと震えるイチモツの快感に身悶えするコウ。
うさぎの両手を汚している……そう考えると、射精が止まらない。

両手をドロドロにしながらも、うっとりとその様子を見つめるうさぎ。

──とっても……気持ちよさそう……

ハァハァと息をつく様子を見つめると、両手に吐き出された粘液をペロッと舐める。
やっぱりこの味は慣れないけど…大事な大事なものだから…

「んっ…………んっ、ちゅっ……」

両手をぺろぺろと水をすくって飲むかのように舐める。
コクッと喉が動いて、ベトベトの指を舐めながらこちらを見つめる。

指と指の間を細い粘液の橋がいくつも架かっている。
その様子を見ていると……たまらず、コウは そばに置いてあった飲みかけのコーラを口に含んで口づけする

「んっ……こくっ…あ、あふぅ……」

ドロドロした喉を炭酸が潤してくれているようだ。
ちょっと涙目だった瞳。だけど、ちょっと笑顔が戻った。

「やっぱり……ちょっと飲むのドロドロで大変だったんだ……好き勝手やっちゃてゴメンね」

好き勝手やっているのはコッチなのに……その思いは封印しておいて微笑み返す。
ぐったりと座るうさぎの股間に手を当てて、ちょっとぐりぐりと動かすと、何か硬いものが手に当たる。

あれ?何かあるぞ?……なんだ?

「やっ、あっ!ちょ、ちょっとぉ…忘れてるの?取ってよぉ……」

抗議の声を上げるうさぎ。

……そういえばデスアイを入れたままだったよなぁ……

「デッ」と小さく聞こえる声。


何かを思いついたのか、うさぎを見つめてニヤリとするコウ。
いやな予感のするうさぎだが……

「デスアイ!そのまま動き回れっ!」

「えっ!そっ!そんっ!にゃぁっ!……す、好き勝手、や、やらない…んやぁっ、やらないでぇ……」

すっかり興奮していたソコを這いずり回り始めたデスアイ。
悶えるうさぎの腰を押さえて、ゆっくりとズボンを下ろしていく。

下半身を丸出しにされて、恥ずかしそうにベッドに横たわるうさぎ。
上着はつけたまま、スカートも履いたまま。でも、ズボンとパンツだけは綺麗に脱がされて、デスアイが這いずり回る。

いやらしい景色に、もう一度大きくなるコウのモノ。
相変わらず、「デッ?」と鳴きながら這いずり回っては なだらかな恥丘に6本の足をチクチク突き刺す。

ちょっとだけチクチクするけど、それが心地よくて……声を上げる うさぎ。

「ふわぁんっ、ちょっ!コ、コウぅ…………コウが触ってよぅ、デスアイじゃヤダよぅ……」

甘えた声で懇願するうさぎ。
でも、コッチだけだよといわんばかりに服の上から胸を撫でるだけのコウ。

デスアイは相変わらず恥丘を這いずり回り、小さな突起をツンツンとつつく。
首を振って身悶えするうさぎの頬に手を当てて、唇を重ねる。

髪を撫でながら舌を吸い、胸を愛撫しながら唾液を混ぜあう。

「ちゅっ……んっ、んふっ…ふんっ、んにゃっ、はぁ……はぁ、はぁ…………」

むず痒いようなチクチクとした愛撫に身体の火照りが押さえられない うさぎ
もう…これ以上は……

「おねがい……コウ、お願い…………コウの、欲しい…デスアイじゃなくて、コウが欲しいの……」

コクンと頷いて、デスアイをそっと持ち上げる。
デスアイはテカテカと光って、濡れているのが一目でわかる。
そっとベッドの上に置いて、待機の指示を出す。「デッ」と、また目をまばたきすると、こちらの様子を見守るデスアイ。

くちゅっという水音とともに秘書に触れると、腕をギュッと掴まれる。
震えるうさぎと期待の眼差し。

「いくよ……」

ゆっくり腰を進める。
ズブズブと挿入されていく……初めてのときに比べると、若干挿入しやすいが……やっぱり痛むみたいだ。
目を閉じて、歯を食いしばり痛みに耐えているうさぎ……でも、今日こそは。

「うん、そう……お願い。今日は、今日は……コウのを入れて欲しいの……」

こちらの思いを理解しているように、目を閉じて挿入に耐える うさぎ。

──ズッ…………ズズズッ……

ゆっくりと、全部が挿入される。
息苦しそうに大きく息を吐いては、パクパクと酸欠状態のように口を動かす うさぎ。

何度か深呼吸して……覆いかぶさるコウの顔を見つめてにっこり笑う。

「入っちゃった……」

恥ずかしそうに言うと、首筋に腕を回してキスをせがむ。
断る理由なんてない。口付けを行いながら、腰を動かし始める。

あくまでもゆっくり…ゆっくり……なれない動きになかなかうまく動けないが、それがゆっくり動くことにもなって、うさぎへの負担は減っているようだった。

「あぁぁぁぁぁぁ、い……痛いけど…き、きもちいい?いぁ……あぁぁぁぁぁぁ…………」

長い小さな悲鳴を上げながら語りかけるうさぎ。
無言で頷くと、腰の動きをもう少し大胆にしようとがんばり始めるコウ。

──ズプッ……ズッ、ずちゅっ……ふわぁっ、ズッ、んぅっ、ずぶっ……あぁ……

艶のある声といやらしい水音が混ざり合う。
さっき出したばっかりだというのに……うさぎの中に入っていると思うだけでたまらなくなってくる。

「うさぎぃ……すっごい、さっきよりもドキドキしてる。さっきよりも、その…気持ちよくないのに気持ちいい」

刺激が足りないんだろうけど……その分温かい粘膜に包まれて、目の前に上気したうさぎの顔が広がる。
うさぎも同じく、大好きなコウの顔が目の前で、快感に耐えている気持ちよさそうな顔が目の前にあるだけで……

「あ、あたしも……あたしも、痛いけど…いいよぅ……」

何度も何度も出し入れして……ずっと続くかもしれない痛みと快感。
出したいのに射精感はゼロ。気持ちいいのに身体はまだ達せない。

もどかしいまま腰を振る。でも、心の中ではドロドロした欲望が渦巻いて…すぐにでも射精したい。うさぎに出したい……

「う、うさぎっ……もう、我慢できないッ!」

腰を打ち付けて引き離してすぐ、引き抜くと右手を添えて自分自身を必死に擦りあげる。
ハァハァと息をするうさぎは、その様子をじっと見て……自分の指を股間の突起に当てて擦り始める。


……そして、二人に訪れる絶頂の瞬間……

「ぅっ!あっ!あぁぁぁ!うさぎっ!イクっ!イ、イっちまうっ!あぁぁぁぁぁぁ!」

──ドクッ!ドブッ!ドプッ……どぶっ……

うさぎの股間でダラダラとよだれをたらす秘所めがけて、コウの発射した白い粘液が襲い掛かる。
ベタベタと股間を染め上げる白い粘液を浴びて、その熱さに身体の奥底にうずいていた快感が爆発する

「えっ!?あぁっ!熱いっ!コウ、コウの熱いっ!あぁぁぁぁぁぁ、あたしもっ、あたしもぅっ!」

足を伸ばしてピクピクと痙攣したかと思うと、股間に白い粘液を浴びせかけられたままぐったりする うさぎ
その上に、倒れこみそうになって、必死に耐えるコウ

弱弱しく首筋に腕を回してコウを抱きしめるうさぎ。
男の子らしい、お日様のにおいと重さを感じながら、次こそ、次こそ一緒に気持ちよくなるんだと、心に決めるうさぎだった。








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