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月うさぎ





月明かりに照らされたコウの部屋……

クリスマスパーティーも終わって、コウを送っていくと言って家を出てからも、二人でずっと手を繋いで歩いてきた。
離れたくない…でも、帰らないと……

一緒に帰ってきた部屋。コウの部屋でいろいろおしゃべりをしていたら、時刻はもう夜の十一時。
遅いからと泊まっていくように と言われて、初めて時間に気が付いたうさぎ。
ちょっと喜びつつも、やっぱり「うそぉ?」と情けない顔で自分の軽率さを惨めに思った。

みんなが寝静まった夜……コウのベッドの下に敷かれた布団。
でも、二人はベッドの中で一緒に向かい合って眠ろうとしていた。
……眠れない……それは二人とも同じだった。コウの、うさぎの、二人の顔が目の前にある……

うさぎが進んでベッドに入っていったとき、驚いたけど招き入れてくれたコウ。
両手を握って、おでこをくっつけて笑いあう……布団をバサッとどけると、ベッドの上で向かい合って座る。

「コウ……」

「……うさぎ……」

お互いの名前を呼び合う。ふと、窓際に歩いていくコウ。
後姿を見つめながら、ベッドに座るうさぎ……この後、何が起こるか…それを予期するかのように、二人の顔は赤らんでいる。

気が付いたら、窓際に立つコウを抱きしめていた。
驚いてこちらを向くコウをもう一度強く抱きしめる。

──もう、止まらない……

首に回された腕。少し驚いたコウの顔……頬を染めるうさぎ。
青い満月をバックに二人のシルエットの唇が触れる……

慌てたように唇を離して上を向いてしまうシルエット……
上を向いて、見つめるシルエット……


影の向こうには、恥ずかしそうに頬を掻くコウと、潤んだ瞳で見つめるうさぎがいる。

「コウ……」

熱い吐息のうさぎが、コウの名前を呼ぶ。
恥ずかしそうにしているコウだが、改めてうさぎを見つめなおす。

「月明かりに照らされて……うさぎの顔、かわいいよ」

「あったりまえでしょ。……えへへ、ありがと」

にっこりと笑って目を閉じる。
唇を突き出して、おねだりのポーズ。

うさぎの頬に左手を当て、右手を黒いニット帽の後ろに回して……


──ちゅっ……

やさしくキス。


うさぎの頭を撫でるうちに黒いニット帽はパサリと床に落ちる。
それが合図になったのか、うさぎもコウの首筋にもう一度腕を絡める。

閉じられた唇を、半開きにして舌を絡めようとするうさぎ。
……やや遅れて、唇を開いて舌を受け入れるコウ。

──ちゅっ……ちゅっ…ちゅっ、ちゅぅ…………

ぴちゃぴちゃと二人の唇から垂れそうなよだれを吸いながら、舌を絡めあう二人。

と、コウの手がうさぎの胸に降りてくる。
強く握られて、顔をしかめるうさぎ……唇を離して、抗議の目を向ける。

「……力任せに触っちゃダメだよ。もっと、やさしく……」

顔を赤らめて、最後まではっきりとは聞き取れない声で呟くうさぎ。
「ゴメン」と呟いて、優しく触り始めるコウ。

その様子に、ジャンパーを脱いでいくうさぎ……服の下から這い上がってくるコウの手。
直接触れられると、よくわからない感情がうさぎを満たす。

──気持ちいいのかな…どうなんだろ……でも、コウが触ってくれてるって思うだけで……

頬を染めてにっこりと笑いながらされるがままになるうさぎ。
服と一緒に小さなスポーツブラもめくり上げられ、その上をコウの手が動く。

恥ずかしさとよくわからない感情で肌がほんのり桜色に染まっていく……
月明かりに照らされて、胸を愛撫するコウの姿は、なんだか赤ちゃんみたいだった。

「コウ、あたしの胸……好き?」

「…………」

何も答えない。でも、コクンと首を振る。
──肯定……あぁ、コウも好きなんだ……うれしい……


そのまま、ゆっくりとベッドに倒れこむ。
覆いかぶさるようにコウがうさぎをやさしく包み込む。

手はゆっくりとスカートに向かって動いていく……震える手でホックを外して、スカートを床に落とす。
ズボンをゆるめて脱ごうとするが、その時間も惜しいというように、コウの手が滑り込んでくる。

「やぁっ、焦らないでよぉ……」

また、抗議の声を上げるうさぎ。パンツの上をさわさわと動くコウの手を感じながらズボンを脱ぐ。
外気に晒されて冷たい……すっかり濡れ始めて冷たくペットリとしたパンツをずらしながら……コウに語りかける。

「コウ……あたしで…………いいの?」

唖然とした顔。
でも、すぐににっこりと笑うと、うさぎを見つめなおすコウ。

「当たり前だろ?うさぎは、オレはイヤか?」

──ふるふるっ

思いっきり顔を横に振る。否定の意。
その様子を見て笑ったコウは、着ていた服を脱いでいく。

……すっかり裸になった二人。

静かに、もう一度キスをすると、コウは下に向かって唇を動かしていく。


首筋、胸、乳首、おなか、おへそ……そして……

「あっ!」

コウの唇が、うさぎの秘所に軽くキスをする。
ちょっとだけ口を開いたアソコに、コウの舌がねじ込まれていくのがわかる。

──暖かい、柔らかい、ぬめぬめしたものが……

指すら入れたことない……大事な大事な場所……そこにコウの舌が入ってくるのがわかる。
ペロッと動いて、小さな突起を刺激……そしてまた膣内に入ってくる……

「ひゃぁぅっ!」

思わず声が出てしまう。
おなかの奥のほうから、じんわりあったかい気持ちと……愛液が流れていくのがわかる。
コウの舌にもわかってしまったのだろうか……ねじ込むような動きから、舐めるような動きに変わっている。

──あぁぁぁぁぁぁぁ…………そんな…舐めないで……

心とは裏腹に両手でコウの頭を押さえてしまう。
小さな突起を鼻先に押し当てるように、舌が膣内にもっと挿入されるように。

特に、小さな突起が鼻先に触れたり、舌で刺激したりしたときに跳ねる腰を見て、
コウは気を良くしたのか重点的にいじり始める。

──んっ……ちゅっ…ぺろっ…………

静かに太ももを両手で抱え込み、目を閉じたコウの愛撫は続く。
とてもゆっくりと時間をかけて、べとべとに汚される…いや、きれいにされるうさぎの秘所。
ぴちゃぴちゃと水音を立てながら、子犬のように舐め続けるコウ。

「ふぁぁ……コウ、コウ、コウぅ……」

切なくなって、コウの名前を連呼する
押さえる手に力がこもる……ちゅぅっ……と吸い取る音が聞こえる。

──ぁっ!

腰が吸い込まれるような感覚。

勝手に浮いた腰の下に手を回されて、ディープキスされるみたいにお尻の後ろからグッと押さえられる。
ちゅぅっ……そのまま下の唇からよだれのようにだらしなく垂れる愛液を吸い取られる。
唇が突起に当たったまま こすり付けられ、舌は容赦なく膣内を暴れまわる。
そして、強い吸引……コウにされているというだけでも気持ちよすぎるのに……こんな……こんな……

「コウッ!コウッ!……あぁっ、もっと!もっとっ!もっとぉ!」

腰が完全に浮いて、コウに抱きかかえられるようにされながら叫ぶうさぎ。
舌の動きが小さいながらも赤くはれ上がった突起を刺激して……

──あぁっ!イ、イクっ!イっちゃぅっ!コウの、コウの唇でっ!

「ぁぁぁぁぁぁぁ………………ハァ……ハァ、ハァハァ……」

ビクッ、ビクッと痙攣して、くてん…とうさぎの腕が落ちる。
そのまま、ゆっくりとベッドに降ろしてくれるコウ

だらしなく足を広げて大事なところが丸見えになったまま…ハァハァと息を荒げる。
うれしくて涙が出てきそう…だって、コウが私のことを大切に思ってくれてるってわかったから。

びしょびしょになったアソコが気持ち悪いけど…胸はいっぱいだった。

「う、うさぎ……」


──コウの切なそうな声が聞こえる……


「うさぎ……あの、こ、今度は……」

苦しそうに見つめるコウ……もう、コウのモノは真っ赤になってピクピクと動いている。
ハァハァと息を荒げて天井を見つめるうさぎ……

──いよいよ……コウのが…あたしの中に……

覚悟は決めた。
コウと一緒に気持ちよくなりたい

「あたし……コウと一緒になりたい……」

両腕を広げてコウの首に絡ませるうさぎ。
そのまま唇が触れる。

……ちゅっ……

二人の唇が触れ 舌が絡められる。
月明かりに照らされて、青白い肌のうさぎが恥ずかしそうに瞳を潤ませる。

「……いくぞ……」

緊張した顔でコウが声を掛ける。
コクンとうなづいて目を閉じるうさぎ……下腹部に何か熱いものが押し当てられる感触。

自分の秘肉がめくれる感触……そして、熱い棒を打ち込まれる感触……
痛い…痛い……イタイ……イタイ……いたい……いたい……

「いっ!……ぁぁぁ!いたぃ…………痛いよぅ」

たまらず声が出てしまう。
ビクッとして挿入を止めるコウ。
目を開いたうさぎは 涙目でこちらを見つめている。
フルフルと頭を振って自分の言葉を否定する

──気にしないで……お願い……

そう言っている様な顔だが、明らかに必死に痛みを堪えている
歯を食いしばって頬を赤く染めるうさぎ…その瞳から、一筋の涙がこぼれる。


「だめだ……オレ、できないよ……」

もうギブアップだった。
うさぎが泣いている…それだけで気持ちの高ぶりが萎えるには十分…
驚いた顔で見つめるうさぎを抱きしめて耳元で呟くコウ

「いいんだ、うさぎ……オレ、できなくても うさぎが大好きなことは変わらないよ」

「でもぉ……でもぉ……コウは まだ……」

イヤイヤと頭を振るうさぎ。優しく頬に手を添えて見つめるコウ。
そのまま唇を重ねる……フレンチキス……舌も絡めない唇が触れるだけのキス。

「オレは、もう十分。うさぎが泣くのは見たくない!」


その言葉に胸の奥が熱くなるうさぎ。
でも、コウが気持ちよくなっていないのは事実……


……そういえば……コウの家に向かう直前…マナがいたずらっぽく微笑みながら教えてくれたこと…
隠微な瞳で面白そうに教えてくれたアレなら……コウを気持ちよくして上げられる!


両手をグッと握り締め、コウを見つめる
そのまま下半身に両手を伸ばして……

「う、うさぎっ!」

──きゅっ

コウのモノを両手で包み込む……そのまま恥ずかしそうに呟く。

「マナちゃんに教えてもらったの……いっつもカケルくん喜んでくれるんだって……」

そう言いながら両手で上下に擦り始めるうさぎ。
コウを見つめながら一生懸命刺激する。

片手を放して睾丸をふにふにと揉み始める。
もう片方の手は、変わらず上下に擦る……

「マ、マナが……こ、こんなコトっ!?」

萎えかけたコウのモノに血液が流入する。
グングンと大きくなり硬さを取り戻すと、うれしそうにうさぎがしゃべる。

「……あはは、コウの大きくなったよ?……あたし、気持ちよくできてる?」

少し いつもの明るさを取り戻したのか、赤い目で笑う うさぎ。
その様子に、またドキッとするコウ。
その間も手は上下に規則正しく擦られている。

刺激があと少し……規則正しすぎて刺激がいまひとつ……
普段自分でしているような荒々しい擦り方ではない、ソフトタッチな擦り方。

「う、うさぎっ……も、もっと……強く……」


「……う、うん……まかせて。ここからが第二段階ってマナちゃんが……」

──だ、第二段階っ?

マナは何を教えたんだ?……怖くなると同時に、これから起こることの想像を膨らませるコウ。
と、ゆっくりうさぎの唇が近づいてくる……上下に擦る手に沿ってキスされるコウのモノ

そのまま、舌がツツーッと降りていき、今までやわやわと揉んでいた睾丸にキスと舌の刺激が加わる。

「いぇぇっ!?」

驚くコウをよそに、うさぎはキスで刺激して舌を這わせる。
ペロペロと舐めながら、手は上下に擦ったまま……規則正しい動きで…射精感が高まりそうで高まらない…
腰の奥底にドロドロとした思いが溜まっていくのがわかる

そして、うさぎの唇はだんだん下のほうに降りていく……舌が睾丸の間を通り抜けて…

──そ、それ以上行ったら…そ、そこは……

刺激に耐えながらもヒクヒクと収縮を繰り返すコウの菊門。
舌が到達する直前……うさぎは顔を上げてしまう。

「や、やっぱり、マナちゃんの言うとおりは……できないよ……」

しょんぼりとしながら呟くうさぎ。

──あ、あのままだったら、な、舐められてたよな……

うさぎの言葉に胸を撫で下ろすと同時に「舐めて欲しかった」という欲望が顔を出すのも感じる。
だが、そんなことを言えば、自分がすごく変な風に思われるのではないかと頭を振って考えを追い出す。

「う、うさぎ…い、いいって。マ、マナの言うことは、ほら、こ、今度でいいから!い、いや、今度っていうか!」

真っ赤になって否定するコウを上目遣いに見つめて微笑む うさぎ。
──よかった……コウ……嫌がってない……

お互い、ホッとした表情のまま、またどちらともなく行為を再開する。
両手を後ろについて腰を突き出すコウ。
唇を使って甘噛みをするうさぎ。

うさぎの頭を撫でながらうさぎの攻めに耐える……耐え切れないことはない…むしろ、刺激が……

「うさぎぃ……もっと…もっと……お願い……」

自然とお願いするコウ。その言葉に目を細めて喜ぶうさぎ。
唇を離して両手で上下に擦りながら、もう一度コウを見つめて口を開く。

「マナちゃん直伝……最終段階だよ?……コウ、耐えられるかなぁ?」

いたずらっぽく笑ううさぎの顔とギャップのある言葉にドキリとするコウ。
──そもそも、マナはなんでこんなことを教えることができるんだ!?

いくつものハテナマークが浮かんでは消える中、うさぎの意を決したような「よしっ」という呟きに現実に引き戻される。
口を大きく開いてコウのモノを飲み込んでいく うさぎ
唇をすぼめて圧迫すると──ズズズッ──と音を立てて、口から溢れるよだれとコウのモノから漏れ出す先走り液を飲む。
それだけでもピクピクと脈打つコウのモノ……

舌が大きく動いて、先っぽを刺激する。
ペロペロと舐めたかと思うと、丸めてツンツンと突く。
亀頭のでっぱりも唇を上下に動かして射精感を煽り始める。

「くっ?!」

初めての刺激…自分がいつも荒々しく擦る以外の…なまめかしい舌の感触とぬるぬるした口内の暖かさ
そして、うさぎのとろけそうな瞳……時々、咥えたまま「んっ?」という風にこちらを見つめる視線

──か、かわいい…き、気持ちいい…自分でするよりも……すごい!

さっきまで単調だと思っていた上下運動でさえ、いつもの数倍気持ちいい。
ちゅぷちゅぷ とうさぎのよだれが鳴らす水音が耳に響く
唇が上下するたびに、自分の下腹部に溜まった熱い思いが弾けそうで……


──ちゅぷっ、ちゅっちゅぴっ、んちゅっ、ちゅっ……んっ、んふっ、んくっ

「あぁぁぁぁぁ、う、うさぎぃぃぃ……き、気持ちよすぎて……」

勝手に腰が浮かぶ。
うさぎの喉に当たってしまうんじゃないかってぐらい、無意識のうちに腰を持ち上げる
根元をしっかりと押さえて唇の上下運動を休まずに続けるうさぎ。
もちろん、口内では舌の動きが激しさを増している。

──あぁぁぁ……コウ、気持ちよさそう……あたしも、う、うれしい……

涙目になっているのを悟られまいと激しく動くうさぎ
悲しくて苦しくて…涙が出るんじゃない……最後までできなかったあたしが、コウを気持ちよくしてあげてるんだ…
その思いで、うれしくて泣きそうになっている……

「もうっ!あぁっ!……う、うさぎぃ!」

コウの声が切羽詰ったものになる……マナから教えてもらった最後の……

──んっ!ちゅぅぅぅ…………

力いっぱいコウのモノを吸い込む。「んーっ!」とくぐもった声を上げながら唇をすぼめて必死に吸い上げる。
その刺激を合図にコウの奥底から真っ白い欲望の粘液が競りあがってくる。

「うっ!あっぅっ!うさぎぃぃっ!」

うさぎの口内に欲望のすべてを吐き出す──ドプッ!ドクッ!


「んっ?!んぅぅっ!!」

勢いよく口内を暴れる白濁液に驚いて、目を白黒させながら絶えようとするうさぎ…だが、初めての感覚にとうとう唇を離してしまう。
目の前に飛び出すコウのモノ……先からほとばしる白い粘液は、容赦なく顔を犯していく。

──ドクッ、ドクッ!どぷっ、どくっ……

うさぎの顔を白く汚して、力なくピクピクと揺れるコウのモノ。
先から滴り落ちる白濁液を見つめながら涙目になるうさぎ……

「うっ……うぅぅぅ…………全部受け止められなかったよぉ…………コウの、うぅぅ……」

泣き出すうさぎに驚いてウェットティッシュで顔を拭くコウ。
頬や鼻に飛び散った白濁液を拭き取って抱きしめる。

「い、いいんだよっ!うさぎはがんばったって!オレ、すっごい気持ちよかったって!」

そのままキス。唇を強く押し当てて舌を入れる。
うさぎの口内には、自分の精液が残っているけど…そんなの関係ない。

口の中を嘗め回して舌を絡める。息苦しくなるまで、ずっと唇を重ねたまま抱き合う。
……息苦しくなって唇を離す……ハァハァと息をするコウとうさぎ

「コウ…コウ……コウぅぅぅぅぅ」

抱きつくうさぎ……しっかりと抱きとめて耳元でささやく。

「すっげぇ、すっげぇ気持ちよかった……ホント、ウソじゃない!だから、泣くなよ。ホント……」

興奮したようなコウのささやきに、涙が止まらなくなる。
力いっぱい抱きしめたまま、泣き始めるうさぎ。

「ぅぅぅぅぅ……ぐすっ……ふぇ…ぅぅ、うぅぅぅぅ……」

そのまま……うさぎが泣き疲れて眠るまで、頭を撫で続けるコウだった。




…………そして…………




──んっ……ちゅっ、ちゅぷ……

「うっ、うさぎぃ……」

「んっ……ちゅぽっ……なぁに?コウ〜、早くイかないと学校遅れちゃうよ?」

おいしそうにコウのモノを舐めるうさぎ。
朝の柔らかい日差しの中、リュックを背負ったコウは うさぎに攻められるがままになっている。
あれ以来、うさぎが毎日コウの精液を飲んで学校に向かうようになった。

最後までできなかったのがコウに悪かったから…

いつもの憎まれ口を叩きながらも、コウのモノを愛おしそうに見つめるうさぎ。

──あーっ…んっ……んっ、んくっ……んふふ……

片手で擦りながら 先っぽは口の中で舌を使って刺激する。
と、同時に唇が亀頭のでっぱりを優しく動いて射精感を高める。

「う、うさぎっ!で、でるっ!」

「んっ!……………………」

口の中に吐き出される白濁液…口の中に溜めながら唇をすぼめて、尿道に残ったドロドロの液体を残らず吸いだす。


「うぁぁぁ……ぁぅ……ぅ…」

たまらず声を出すコウを上目遣いに見つめるうさぎ。
ゆっくりと唇を移動してコウのおちんちんを解放する。
目を閉じて、舌をコロコロと動かして……コウに向かって口を開く。


「ほーぉ?いっはっ…ぁ…んっ……んぐっ…………」

無理にしゃべろうとして唇の端からこぼれる白濁液。
あわてて口を閉じて飲み込み、ペロッと舌を出していたずらっぽく微笑む。


──ドキッ……


屈託のない笑顔に、コウの胸が高鳴る……もちろん、コウのモノにも血液が流入する……

「あはは……あー、また大きくなってる?」

手を伸ばそうとするうさぎ……その瞳はとろけそうなぐらいうっとりとしている。
その手を握り返して、まっすぐ見つめるコウ。
ハッとして、目をパチクリとまばたきするうさぎ。

「あ……あはは……コ、コウもイったし……え、えっと、が、学校行こうか」

自分がどんな表情でコウを見つめていたのか、頬を赤く染めて想像するうさぎ。
とっても淫乱な顔で見つめていたに違いない。


と、突然ガバッと抱きしめられるうさぎ。
突然のことに目を大きく開けて驚きつつも、しっかりとコウの背中に腕を回す。

「うさぎ、ずっと大好きだからな!」

コウの言葉にウルウルとしながらも、いつもの口調で切り返す。

「なに言ってんのよぉ……あ、当たり前でしょ…」


階下から「遅刻するぞー」と叫ぶ コウの母親の声が聞こえるまで、抱き合ったままお互いに微笑んでいた。







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